てるみくらぶ社長だった山田千賀子は現在どうしているんだろう?


あのてるみくらぶ破産の記者会見からすでに9ヶ月経ちますが、利用者にお金が返金されない、現地で旅行している利用者に対応していないなど、大混乱を引き起こしました。




人からお金を取っておいて、返さないって、詐欺じゃない!


その山田千賀子ですが、知らないうちに詐欺の容疑で逮捕されていました。


やっぱり、と思いつつも逮捕されたことに「えっ?!」



そしてさらに最近のニュースでは、自宅から隠し資産が押収されたとの報道が。


山田被告が逮捕された容疑や、破産違法てるみくらぶの返金状況などについて気になったので掘り下げて調べてみました。


興味があったら読み進めてくださいね。



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山田千賀子の容疑は詐欺罪

山田千賀子が警視庁に逮捕されたのは2017年11月8日。


出典



山田被告の他にてるみくらぶの元経理責任者の笹井利幸も逮捕されています。



報道によりますと、逮捕容疑は2016年6月から9月にかけて三井住友銀行に虚偽の決算書類を提出、航空機のチャーター代金などの名目で、およそ2億円をだまし取った疑いということです。


そして、山田と笹井の2人は、後日再逮捕されるのですが、これは2016年12月に再び虚偽の決算書類を三井住友銀行に再提出し、ここでも約2億円の融資をだまし取った疑いからということです。


これらの容疑で、東京地方検察庁は12月19日に2人を詐欺などの罪で起訴しています。



銀行からだまし取ったお金は、会社の運転資金に利用されたと見られています。


というのも、てるみくらぶは粉飾決済を繰り返していて、実は大きな赤字を抱えていたからなんですね。


粉飾決算を繰り返していたことは、2017年11月に開かれた債権者集会で山田被告本人が認めたということですが、何年も前からこうやって利用者や銀行などを騙していたということになります。


ウィキペディアによれば、この集会でわかっただけでも
・2011年9月期に逆粉飾決算
・2012年9月期に逆粉飾決算
・2016年9月期に債務超過なのに資産超過と偽る

といった粉飾決算がありました。


そして山田被告は詐欺罪で逮捕されましたが、ここまでくると当然ですよね。



【てるみくらぶ破産後の山田被告】
内容
2017年11月6日 第1回債権者集会が開かれる。ここで山田被告はてるみくらぶの粉飾決済を認める
2017年11月8日 詐欺の容疑で笹井被告とともに警視庁に逮捕される
2017年1月28日 詐欺の容疑で警視庁に再逮捕される
2018年1月16日 自宅に隠していた現金約700万円が警視庁に押収されていたことがわかる



今度は詐欺破産の疑いで捜査中!




警視庁は山田被告の自宅から約700万円の現金を押収しましたが、山田被告を破産法違反の疑いで捜査していたんですね。

差し押さえされないように隠していたのでは、ということですが、自分の持っているお金を少しでも利用者に返金しようという意思が全く見られないのは残念です。


まあ、そういう人間だから破産直前まで何食わぬ顔で営業やっていたのでしょうが。



ところで破産法違反とはいったいどんな違反なのでしょうか。


詐欺破産罪とは?

倒産したときは、破産法に従って破産手続きを勧めていきますが、この法律に違反した場合、破産法違反として刑罰の対象になるんですね(破産犯罪)。


破産犯罪の中にも詐欺破産罪というのがありますが、これは、自己破産したにも関わらず
・財産を隠し持つ
・第三者に財産を譲渡したふりをする
・自己破産の事実を隠して借金をする

と言った行為がそれにあたります。


念のため法律用語でも引用しておきますね。

詐欺破産罪の定義
債務者が、破産手続開始の前後を問わず、債権者を害する目的で、次の各号のいずれかに該当する行為をした者は、債務者(相続財産の破産にあっては、相続財産。次項において同じ。)について破産手続開始の決定が確定したときは、10年以下の懲役若しくは1千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。情を知って、第4号に掲げる行為の相手方となった者も、破産手続開始の決定が確定したときは、同様とする(破産法265条第1項)。


詐欺破産罪の対象
○債務者の財産(相続財産の破産にあっては、相続財産に属する財産。以下この条において同じ。)を隠匿または損壊する行為(破産法265条1項1号)
○債務者の財産譲渡または債務負担を仮装する行為(同項2号)
○債務者の財産の現状を改変して,その価格を減損する行為(同項3号)
○債務者の財産を債権者の不利益に処分しまたは債権者に不利益な債務を債務者が負担する行為(同項4号)
○債務者について破産手続開始の決定がされまたは保全管理命令が発せられたことを認識しながら,破産管財人の承諾その他の正当な理由がなく,その債務者の財産を取得しまたは第三者に取得させる行為(同条2項)


てるみくらぶを例に取ると、債務者が山田千賀子で、債権者はてるみくらぶの利用者ということになるでしょうか。

自己破産して「お金がない」といいつつ故意にお金を隠し持っていた、となれば詐欺破産罪になる可能性はあるということです。


捜査が進み、容疑が固まった場合、破産法違法でも山田被告は再逮捕、ということが考えられます。



てるみくらぶの返金状況は?

てるみくらぶの返金状況ですが、2017年11月時点で未履行の旅行についての返金申請率は27%にとどまっているということです。


旅行の最中で自腹を切らされ大変な思いをした人たちは入っていないと考えれば、殆どの人が泣き寝入り、ということですよね。


てるみくらぶの弁済業務保証金の限度額は1億2000万円。


被害者は8~9万人、被害総額は100億円とも言われているので、一人が受け取る保証金はごくわずかしか期待できません。


それを考えると、断念する人が出るのも仕方ありません。



クレジットカード決済をした消費者に対して、返金に応じているクレジットカード会社あり、それに救われた利用者もいるようですが、それでも返金を受けられない人が多いというのはとても残念なことです。



おわりに

てるみくらぶの件で、山田被告に嫌悪感を覚えるのは

・利益が出ているかのように見せかけていて利用者を安心させていた
・倒産直前まで知らん顔してツアー募集をし続けていた
・利用者の最後の一人まで責任を取ろうという姿勢が全く見られない
・後のことを他の人に全部丸投げしている

といった点ですね。


詐欺の疑いで逮捕され、さらに詐欺破産の疑いもかかっている山田被告。利用者の返金は滞っているのにお金がないかのように破産したとしたら腹黒すぎて許せません。



債権者集会で、「嘘に嘘を重ねて詐欺をしているつもりはない」と弁解した山田被告ですが、心から本当にそう思っているのなら、もう救いようがないですね。



粉飾決算にうその決算書。
破産がわかっていてのツアー募集。

そして自宅に隠していたお金。


この人の言うことはどれをとっても嘘、と見られても仕方ありません。



参考サイト:
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111600936
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000060-jij-soci
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A6%E3%82%8B%E3%81%BF%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%B6
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=79787
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20171107_01.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%B4%E7%94%A3%E7%8A%AF%E7%BD%AA