4年の歳月を経て明るみになった春日野部屋傷害事件。


なぜ当時明るみにならなかったんだろう
事件について情報伝達がちゃんとできていたんだろうか
相撲協会また隠そうとしていたんじゃないか
春日野親方の発言、ちょっと社会常識ズレしてないだろうか

というふうに、いろいろと突っ込みどころがあるのですが、気になるのは、「本当に隠蔽する気なんてサラサラなかったの?」ということです。





春日野部屋親方は、事件が起きてからちゃんと報告したし、隠蔽するつもりはない、と主張していますが、被害者である元力士・矢作さんの証言からすると、「無理があるな~」と思えて仕方ありません。



矢作さんの証言を元に、春日野部屋で起きた傷害事件について、「それ隠蔽じゃない?」と思える4つの点について見てみたいと思います。



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部屋付き親方「風邪ということにしておく」

春日野部屋には、春日野親方の他に部屋付きの親方が何人か所属していますが、春日野親方の前に部屋付き親方の一人が矢作さんの異変に気づいたようです。


部屋付きの親方は、先輩の元力士Aに殴られ、腫れ上がった矢作さんの顔を見てびっくり。


そうですよね、顎の骨が折れるほどですから、相当腫れ上がっていたと思います。びっくりして当然。


ところがこの部屋付き親方が言ったのは

「師匠(春日野親方)には風邪をひいたということにしておく。2、3日(稽古場に)下りてこなくていいから病院に行ってこい」(引用



という指示だったそうです。


矢作さんは、思うように言葉を発することができないほど顔が腫れていたそうです。


そこまで腫れてたとしたら、普通だったら
「どうした、何があった?!」と、聞くでしょうよ。


それを、親方に隠して病院に行かせようとするなんて。



これは隠蔽の序章と感じるのは私だけでしょうか?



病院の紹介状を取り上げられた

矢作さんは、病院ではなく、両国国技館内の相撲診療所で診察を受けることになりました。


でも、あまりにも顔が腫れていたため、一人で受診することは難しく、部屋の若者頭が矢作さんに付き添いました。


相撲部屋には、幕下力士を指導したり、生活面のサポートをする人がいますが、それが若者頭なんですね。



診療所は、病院で診察を受けることをすすめ、紹介状を書きます。


ところが、付き添った若者頭は、その紹介状を「預かっておく」として、矢作さんから取り上げ、紹介状はそのまま戻ってこなかったといいます。



病院で診察させる前に、とりあえず親方の指示を仰ごう、ということだったのでしょうか。


暴行による負傷だったら後々問題になるから?


う~ん、なんかここらへんも故意に隠してる感じがしますよね。



稽古中に負傷したことに

結局自分で病院を探し、診察を受けたことで顎の骨が折れていたことに気がついた矢作さん。


このとき春日野部屋のマネージャーが矢作さんに付き添ったそうですが、「稽古中に負傷した」と病院側に説明したそうです。


部屋付き親方に若者頭にマネージャー。


相撲部屋には多くの肩書を持つ人達が所属しているんですね~。


と、話の焦点はそこではなくて、ここでもやっぱりウソの説明をしていますね。


「暴行って言うと面倒くさいから怪我、ってことにしておこう」だったのでしょうか。


嘘の説明を隣で聞いていた矢作さんはどんな気持ちだったでしょう。



持病の糖尿病が悪化したことに

全治1年6ヶ月という重傷を負った矢作さんは、2014年9月、引退します。


その引退理由は暴行による怪我ですが、いつの間にか「糖尿病が悪化したため」ということになっていたとか。


糖尿病はどこからきた?!


春日野親方も「そうか、持病か」みたいな感じで引退する矢作さんを見送ったようです。



こうやって改めて見ると、事件発生から矢作さん引退まで隠蔽工作って思われてもしかたなくないですか?



矢作さんはインタビューで、親方や周りの人たちが隠蔽し始めて怖くなったと証言していますが、ほんと、その恐怖がじわじわと襲ってくるのがわかりますよね。


周りの人すべてが「事件なんてないよ」的な行動してるわけですから。



誰にも言えず、相談できず、随分心細かったことでしょう。


春日野部屋もそうですが、相撲協会も報告を受けておきながら公表しないって、やっぱりどう考えても「隠しておきたかったのでは?」と思ってしまいますよね。



「隠蔽」を辞書で調べると

○ある物を他の物で覆い隠すこと。
○見られては都合の悪い物事を隠すこと。
○都合の悪い物事を故意に隠す意を表す。
引用

とあります。


矢作さんの証言からすると、春日野親方らは、春日野部屋で起きた暴行事件のこと、知られちゃ都合悪いので隠す、といった行動してますよね。


今回事件が起きていたことが明るみになったのは、マスコミの取材から。

春日野部屋でも、相撲協会でもないんです。


被害者は重傷を負ったし、加害者は執行猶予付きの有罪判決を受けているわけですし、普通だったら隠さず公表すべきレベルだと思うんですが、ここがやっぱり相撲界にはないんでしょうね。



暴力事件の再発防止に全力を挙げると言っていた相撲協会ですが

「なかったことにしよう」
「内輪だけで終わりにしよう」

ばっかりじゃ、防止にはなりませんよね。


あ~あ。


ここで誰かがぱっと現れて、これまでの体制を一掃してくれるとスカッとするんだけどな。


漫画だったらスーパーヒーロー登場で簡単だけど、現実となるとなかなか厳しそうですね。


林芳正文部科学大臣が、調査を徹底させると明言しましたが、体質自体変わるかな?


もしかしたら、相撲ファンが一斉に「隠蔽NO!」ってダメ出ししたら変わるかもしれませんね。



スポーツマンの集まりなんだからさ、もっとスポーツマンらしくスカッと爽やかにいって欲しいよ!



今回は、ということでした!








参考サイト:
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180130-00000016-ykf-spo