3月6日に爆発的噴火が発生した新燃岳ですが、未だ活発に活動を続けているようです。


3月7日も数回の爆発的噴火を繰り返し、噴煙の高さが一時3000メートルまで上がったものもあったと報道されました。


新燃岳噴火2018




霧島連山は活発な活火山として知られていますが、爆発的噴火が何度も何度も起きると、不安になってきますよね。


今後も噴火は続くと見られているからなおさら。



一部地域では火山灰が降り積もったり、空の便欠航というニュースも流れています。


「新燃岳の噴火警戒レベルはどうなってるんだろう」
「火山灰が心配」
「飛行機とか欠航状況はどうなってるんだろう」

など、噴火による影響範囲が気になったのでまとめてみました。

※3月9日追記しました。
※3月13日追記、訂正しました。
※4月5日追記しました。



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新燃岳噴火状況

最初の爆発的噴火が観測される

2018年3月6日午後2時27分、霧島連山・新燃岳で、爆発的噴火が観測されました。

新燃岳噴火3月6日
出典


噴煙の高さは火口から2100メートルに。


その後爆発的噴火は18回観測されています。


引き続き爆発的噴火が相次ぐ

3月7日、新燃岳は活発な活動を続け、爆発的噴火も相次いで観測されました。


朝に観測された噴火では、火口から3000メートルまで噴煙が上昇しました。


火口からは隕石が飛び出し、700メートルまで飛びました。


気象庁によりますと

・午後6時までに11回の噴火を観測
・1日あたり3万4000トンの火山ガスを放出

したということです。


火山ガスの放出量は、3月2日の2200トンよりも急増しているとのこと。

この数値は、現地調査でわかったことですが、こんな状況で現地調査とは!

大変な状況の中での調査、お疲れ様です。


気象衛生ひまわり8号が捉えたという、新燃岳噴火の様子。






複数の静止画をコマ送りで仕上げられているということですが、ぼわ~っと灰色の煙が飛び出してるのがよくわかりますね。


とても遠くから見てるせいか、衛生の映像では、噴火は自然現象の一つ、と客観的になれるんだけど、身近にいる私達にとってはそうはいきませんよね(汗)


溶岩ドームが一気に拡大

3月8日、だいち2号のSARデータを解析した国土地理院が、新燃岳の地殻変動について説明しました。

新燃岳の火口には、溶岩がパンケーキ上に広がっていて、その大きさは直径約550メートルとのこと。



出典
※クリックで拡大


3月6日午後11頃は直径約450メートルだったということで、一気に100メートル広がったことになります!


新燃岳の火口は直径約800メートルなので、溶岩は火口の半分以上に広がっている状態なんですね。


火口が溶岩で塞がれてしまうと、内部に圧力がたまってしまい、それが巨大噴火の引き金にもなります。


新燃岳は依然火山活動を活発化させているので、今後大きな噴火が起こると予想されています。

東京大学地震研究所・中田節也教授「一番火口のへりの低い西側からこぼれ落ちる可能性。きのうまでのスピードでいくと、おそらく2日3日ぐらいで起こる可能性がある」(引用



新燃岳には、巨大噴火する準備が整っているということでしょうか。不気味です><


火口から溶岩流が!

3月9日午前10時10分ころ、新燃岳火口北西側から溶岩流が流れ出しました。

新燃岳 溶岩流
出典


溶岩流は、白い煙を吐きながらゆっくりと流れ出たということです。

気象庁は
・量がわずか
・溶岩流は粘性があるので、速度は遅め

という点から、避難の恐れはないとして噴火警戒レベル3を維持しています。


また、溶岩流が流れ出た方向にある鹿児島県霧島市によると、
火口付近4km内には人家がないということで、引き続き情報収集しています。


今後溶岩流が流れ出す可能性が高いため、厳重な注意が必要です。



火山噴火予知連絡会「爆発的噴火は当面継続」

3月13日、火山の専門家らで作る火山噴火予知連絡会が、新燃岳について今後の見解をまとめました。

それによりますと、
・溶岩の噴出はほぼ停止した
・爆発的な噴火は起こっている
・「マグマだまり」から大量のマグマが火口付近に移動したが、現在は停滞している
・火山性微動が収縮している
・火山ガスの二酸化硫黄流出量が減っている
・火口に移動した溶岩の内部で火山ガスの圧力が高まっていて、爆発的噴火につながっている

ということから、今後も爆発的噴火が継続するとの見通しをしています。

この見解について、火山噴火予知連の見解資料はこちら


大きな爆発的噴火発生!

4月5日未明に、爆発的噴火が発生、噴煙の高さ5000メートルを記録しました。

新燃岳噴火4月5日
出典


今回は火山雷も発生したんですよね!


本当に大きな噴火でした(汗)


火山雷の他に火砕流も発生、流れ出た火砕流は

・火口中心部から南東側へ約800メートル
・火口縁からは約400メートル

と広がりました。


また、今回の噴火で宮崎県高原町では大量の火山灰が降り、空の便にも影響が出ました。



噴火警戒レベルと影響範囲

新燃岳は噴火警戒レベル3でしたが、気象庁は、レベル3を維持することを発表しました。


新燃岳 噴火警戒レベル

出典
※クリックで拡大


引き続き
・入山規制
・新燃岳火口から約4kmの範囲で隕石を警戒
・新燃岳火口から約2kmの範囲で火砕流を警戒

ということです。


噴火警戒レベルは3ですが、警戒範囲が2kmから3km、そして4kmまで拡大されましたね。


そして、「噴火警報の対象市町村」も出てきました。

3月13日現在で警報が出されている市町村です。
宮崎県:都城市、小林市、えびの市、高原町
鹿児島県:霧島市

警報が出されている市町村では、火口周辺で警戒するようにということです。



火砕流は流れ下るスピードが早く、時速100kmを超えることもあるとか!

隕石は大きめのものが飛んでくる可能性があるので、警戒範囲には近づかないほうがいいな、ホント。



火山灰の影響範囲

今回の新燃岳噴火で、火山灰の影響もちらほら聞こえてきます。

爆発的噴火が起きたとき、風向きは南西で、宮崎県都城市の北西部などで火山灰が降りました。

火山灰が2,3ミリ積もった地域もあり、火山灰を取り除く人の姿も見かけられたそうです。


ウェザーニュースのサイトでは、火山灰の降灰状況をマップで伝えています。

新燃岳 火山灰
出典


画像は3月8日0時現在の状況ですが、情報は随時更新されているので、最新画像とともにチェックできますよ。
→ ウェザーニュースのサイト


また、気象庁では、今後噴火が発生したと前提した、火山灰予報を随時配信しています。

3月7日から8日にかけて

都道府県 市町村
宮崎県 小林市、えびの市、高原町、延岡市、日向市、西都市、国富町、綾町、西米良村、木城町、諸塚村、椎葉村、美郷町、日之影町、五ヶ瀬町、都農町、門川町、川南町、高千穂町、宮崎市、都城市
鹿児島県 霧島市、湧水町、伊佐市、出水市、さつま町、長島町
長崎県 島原市、雲仙市、南島原市、諫早市
熊本県 八代市、人吉市、水俣市、宇土市、上天草市、宇城市、天草市、芦北町、津奈木町、錦町、多良木町、湯前町、水上村、相良村、五木村、山江村、球磨村、あさぎり町、苓北町、山都町、氷川町、熊本市、美里町、御船町、甲佐町、荒尾市、玉名市、山鹿市、菊池市、合志市、玉東町、南関町、長洲町、和水町、菊陽町、高森町、嘉島町、益城町、阿蘇市、大津町、南小国町、小国町、産山村、西原村、南阿蘇村
大分県 佐伯市、竹田市、豊後大野市、大分市、別府市、中津市、日田市、臼杵市、津久見市、由布市、九重町、玖珠町、日出町
福岡県 八女市、久留米市、うきは市、朝倉市、東峰村、広川町、添田町
佐賀県 太良町
愛媛県 伊方町

の各市町村に降灰が予想されています。


降灰の予想図です。

新燃岳噴火 火山灰予報

出典
※クリックで拡大

今後の気象庁火山灰予報についてはこちら




飛行機への影響は?

噴火で影響が出ているのは、鹿児島空港を発着する飛行機。

3月6日は78便が欠航、3月7日も複数の欠航便か発生しています。


飛行機の欠航については、鹿児島空港のホームページなどで最新情報をチェックするといいですよ。

鹿児島空港のホームページはこちら




噴火の影響ができるだけ限られた範囲で終わるといいですが、未だに活発に活動を続けている新燃岳の今後が気になります。


新燃岳の爆発的噴火は、2011年3月1日以来。


あ、また3月だ。


これは偶然かな。


まあいいや、今回の噴火は、マグマ噴火につながる可能性もあると指摘している専門家もいますので、今後の情報収集は欠かせませんね。



今回は、ということでした!



参考サイト:
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0307/mai_180307_9634505035.html
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3309724.htm?1520430304709
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018030700451&g=keq
http://www.huffingtonpost.jp/2018/03/06/shinmoedake-eruption_a_23378890/
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180307-OYT1T50065.html
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/4/24005.html
https://mainichi.jp/articles/20180307/ddl/k45/040/270000c
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180306/0008843.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E7%A0%95%E6%B5%81
http://www.data.jma.go.jp/
http://www.the-miyanichi.co.jp/?itemid=31034
http://www.gsi.go.jp/index.html
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180308-OYT1T50066.html
http://www.ytv.co.jp/press/society/TI20271721.html