2018年2月6日に発生した台湾地震は、震源地に近い台湾東部・花蓮市とその周辺地域を襲いました。



大きく傾いたホテルなど、現地の被害状況が報道されるたびに、地震による被害の大きさを目の当たりにします。


2月8日現在までの被害状況ですが、伝えられているところによると

・9名死亡
・270名けが(日本人9人を含む)
・多数の行方不明者
・停電1,336戸、断水100戸

ということです。

一時安否不明の人が140人と言われていましたが、現在はこれよりも少なくなっているようです。

その数は報道によってばらつきがありますが。


現在花蓮市内では、必至の救助作業が行われていますが、作業は困難を極めているとのこと。


というのも、余震が続いたり、雨が降ったりと、思うように作業が進められない状況が現地では起きているんです。


日本は台湾地震で全面的に協力するとしていますが、捜索活動を支援するため、救助の専門家チーム7名を現地に派遣しました!


現在の台湾地震の被害状況について、救助隊の動きとともにまとめてみますね。



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台湾地震、現地の被害状況(2月8日)

中央災害対策センターが2月8日正午に発表した、台湾地震の被害状況です。

○死者 9名
○負傷者 268名
○避難者数 728名
○安否不明 47名
※午後6時の発表では、死者が10名になりました。


地震発生後、被災した人たちの様子。

台湾地震被害者1


台湾地震被害者2


台湾地震被害者3


台湾地震被害者4
すべて出典




行方不明になっている人を探し出すため、台湾ではレスキュー隊らが24時間体制で捜索を続けています。


特に、連絡が取れなくなった人が集中している複合ビル「雲門翠堤大楼」では、

・住人23名
・ホテル宿泊客9名

計32名の捜索が夜通し続けられています。


このビルは大きく傾いていて、全面倒壊が危惧されるため、現在は捜索と同時に、鉄筋で建物を支える作業も進められているということです。

大きく傾いている様子がありありとわかりますが、これで全部倒壊してしまったら、取り残されている人たちも、救助を行っている人たちに危険が及びますよね。


現地ではこのように必死の救助活動が続けられていますが、余震が強く、また雨が降るなどして捜索活動は難航、未だ多くの人が倒壊したビルの中に綴じ込められている状態です。


台湾の救助活動状況
出典


余震や雨などの他、現地はとても寒いんだそうです。

悪い条件が重なっていますよね。


閉じ込められている被害者の体調が気になりますし、疲労がピークに達しつつある救助隊の皆さんのことも心配です!



日本から救助専門チームが現地入り

台湾地震による被害を懸念して、日本は救助活動を支援するため、台湾に専門家チーム7名を派遣しました。


台湾地震で日本から救助隊派遣
出典



今回台湾に派遣された救助専門家チームは
・外務省
・警察庁
・海上保安庁
・消防庁
・JICA(国際協力機構)の職員

らで構成されています。

専門家チームは、台湾当局の要望に応え、生命反応を探索する機材を現地に運び入れ、捜索活動を行うそうです。



知らなかったのですが、日本の国際救助隊には5種類あり、状況や相手国の要望に応じて単独または組み合わせて派遣しているんですね。

日本の国際救助隊
※クリックで拡大
出典



救助隊というと、自衛隊など捜索を専門とするチームと思っていましたが、いくつか種類があるんですね。


今回は国際救助隊のうち、専門家チームが派遣されたということになります。

専門家チームは警察庁など14の関係省庁などから構成され、人数はそのときの状況に合わせて変わるとのこと。


彼らは現地で専門的なアドバイスや指導を中心に活動するということですが、台湾の救助隊に合流することで、行方不明者の捜索が捗るといいなと思います。



72時間の壁

人命救助を行うときに「72時間の壁」という表現があります。


人命救助は72時間以内にしないと、助かる可能性が小さくなる、ということからきています。


72時間の壁
出典



その根拠としては

1.一般に、人間が飲まず食わずで生き延びられる限界が72時間である。
2.1995年(平成7年)1月17日に発生した兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)において、救出者中の生存者の割合が、発生から3日を境に急減した。
引用





この「72時間の壁」に関しては、賛否両論があり、必ずしも72時間というわけではありません。


でも、長くなればなるほど被害者は精神的肉体的にきつくなりますし、生命が危ぶまれる状況ができやすくなります。

また、捜索活動をする救助隊員の疲労も、日を追うごとに大きくなっていきますよね。


なので、「生死を分けるタイムリミット」というものは存在した方がいいと思いますし、迅速に動くための目安になるのではないでしょうか。


いずれにしても、長引くほど生存率が下がるわけですから、早めに全員救出が理想ですよね。



中央災害対策センターは、台湾地震の余震は今後2週間続くと予測しています。



これは捜索活動にも影響されますが、これ以上被害が大きくならないように、救助隊の活躍を祈っています。




今回は、ということでした!




参考サイト:
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3287674.htm?1518096058586
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180208-00000002-ftaiwan-cn
http://www.sankei.com/world/news/180208/wor1802080008-n1.html
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20180208-00000048-ann-pol
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180208-00000071-jnn-int
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jindo/jindoushien2_3_1.html
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%AD%BB%E8%80%85%EF%BC%96%E4%BA%BA%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%EF%BC%99%E4%BA%BA%E8%B2%A0%E5%82%B7%E2%80%A6%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E6%8B%A1%E5%A4%A7/ar-BBINRtn
https://www.cnn.co.jp/video/17062.html?tag=top;topVideos
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/180208/wor18020812080017-n1.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/72%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%AE%E5%A3%81
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180208-00000009-ftaiwan-cn