「ゴミは宝の山」ってやっぱりそうなんだよね、っていう話。

バイナリー技術

積水化学工業とアメリカのランザテック社が開発したというバイオリファイナリー技術。


このすごい技術を一言で現すと

「ゴミをエタノールに変換する技術」


エタノールは、燃料や食品添加物、消毒、殺菌、化粧品の成分など、幅広く使われています。

それがいらないゴミからできてしまう。


いらないものがとても必要なものに変化!


もうすごいの一言ですよね。


確立ですからね。今後実用化される可能性大ですし、バイオリファイナリーの技術で、私達の生活や環境がいい方向に変わっていくのかな、と、考えただけでワクワクしてきます。


積水化学工業が確立したバイオリファイナリー技術について、簡単に説明するとともに、今後どんなことが期待できるか、書いてみたいと思います。



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積水化学工業のバイオリファイナリー技術とは?

積水化学工業が確立したというバイオリファイナリー技術を簡単に説明するとこうなります。

可燃性のゴミを低酸素状態で蒸し焼きにして「ガス化」

一酸化炭素と水素以外の夾雑物(きょうざつぶつ、余計なもの)をフィルターなどで取り除く

特定の微生物に一酸化炭素と水素を「エサ」として与える

微生物が代謝物としてエタノールを生産

積水化学工業 バイオリファイナリー技術1

出典



ゴミからガス化する技術は、以前からありました。

ただ、
○一酸化炭素や水素以外に、400種類もの夾雑物も一緒に出てしまう
○ゴミの種類によって一酸化炭素や水素、夾雑物の割合や種類も変動する

という課題が残っていた。


そこで積水化学工業は、
○ガスに含まれる夾雑物を特定し精製する
○最適な状態を保つために、夾雑物の状態をリアルタイムで観察する制御技術
○微生物にとって活動しやすい状態を保つ培養コントロール技術

といった新たな技術を確立して、課題を解決したんですね。


それが今回のバイオリファイナリー技術というわけです。

積水化学工業 バイオリファイナリー技術2

出典



ところでバイオリファイナリー技術って?というのなら、こちらの動画を見ておくといいですよ。





私はバイオリファイナリーや再生資源の分野にはまったくうといですが、微生物がこういう仕事をするというのには驚きです!


もちろん、「微生物を使おう!」という人間の発想に感嘆しましたが。


資源再利用はもうずっと前から言われていたけど、コスト面などで実用にまでいたらかなったのが現状なんですね。


せっせとごみの分別はしているけど、それが実っていなかったと思うと、ちょっとがっかり。


でも、今回の積水化学工業が確立したバイオリファイナリー技術で、
「ゴミを再利用して資源に」という私達の努力が報われようとしています。


これは本当に嬉しいです♪



どの微生物が採用されたの?

積水化学工業では、エタノールを生産する理想的な微生物を探し求めていたということですが、たどり着いたのが、ランザテック社が保有する微生物でした。

この微生物が選ばれたのは

自然界から単離され安全性が高い
エタノール生産菌より10倍以上早くエタノールを作る

といった理由から。


素人の私でも「この菌なら任せられる」って思うくらいぴったりな微生物ですよね。


しかしエタノールを生産菌なるものが存在していたということにもびっくり。


あ、でもお酒を作るときは微生物を使うので、そう考えたらびっくり、というわけでもないか。


とにかく、知らない世界には驚きがいっぱいだけど、ワクワク感も倍増します!



バイオリファイナリー技術で石油フリーが現実的に

今回確立されたバイオリファイナリー技術が現実的になったのは、コストが抑えられることが一番大きいと思います。


なんといっても使うのがゴミですからね(笑)


今回参考にしている記事「可燃性なら分別不要、微生物でゴミを「油田」に」

によりますと、日本では年間およそ6000万トンものゴミが出ているそうです。


プラスチックを作るときに化石資源を使っていますが年間の使用量が約150兆キロカロリー。

ゴミは約200兆カロリーの燃料になるということで、十分間に合いますよね。


しかも、ゴミはただでほぼ永久的に生み出されます。


これを使わないのはもったいないですよね。


バイオリファイナリー技術で作られたバイオエタノールは、燃料や工業原料など、石油の代わりになると以前から研究が進められていましたが、それが1歩現実的になったわけです。


石油が枯渇したら…

と、ずいぶん昔から言われていたけど、その問題がようやく現実的解決になってきたのかな。


そう考えただけでも、積水化学工業のバイオリファイナリー技術はすごいと思います。



ゴミの分別が面倒くさくなくなる!

積水化学工業のバイオリファイナリー技術は、可燃性のゴミをガス化するので、今のように細かく分ける必要がなくなるかもしれません。

燃えるゴミというと


衣類
食べ物
紙おむつ
植木
プラスチック
乾燥剤
菓子袋
・・・

など、周りにたくさんあります。


今細かく分別が決まってますよね。

それけっこう面倒くさいですよね。


でも、バイオリファイナリー技術が実用されてもっと広く浸透されるようになったら、「燃えるゴミはひとつに」ってなるかもしれません!


分別するだけで場所と時間がかかるし、これがなくなると正直言ってやっぱりうれしいです!




終わりに

積水化学工業のバイオリファイナリー技術について見てきましたが

「微生物を使ってゴミをエタノールに変換する」という技術は、本当に革新的ですよね。


資源の再利用や枯渇問題を解決する糸口になるだけでなく、ゴミの分別も簡単になりそう。


まあ、最後は私の個人的な願望ですが(笑)


バイオリファイナリーの分野は、これからますます発展しそうで、研究もおもしろくなってきそうです。


こんなにワクワクする技術って久しぶり。


これからのバイオリファイナリー技術向上に期待したいです!



今回は、ということでした!



参考サイト:
https://www.sekisui.co.jp/news/2017/1314802_29188.html
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226265/040600249/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%BC