中国の人口は13億人とも言われていますが、そのうち老人は1億5000万人とも2億2000万人とも言われています。


老人人口だけで日本を軽く越してしまう中国って…


そんな中国で浮上している問題が、老後。


現在中国では、高齢者が行方不明になる「老人失踪」が問題になっていて、年間およそ50万人もの高齢者の行方がわからなくなっているとか。


東京ドームの収容人数がおよそ55000人ですから、およそ9個分の収容人数がいなくなっている、ということですね。


なぜこんなに失踪する老人が増えているのでしょうか。



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一人っ子政策の副産物

中国では、長らく一人っ子政策が行われてきましたが、これが中国の高齢化に拍車をかけたようですね。


一人っ子政策によって、全体的に見ると、老人と若い人の人口のバランスが崩れてしまい、高齢化社会が加速しました。


そして、ミクロレベルから見ると、世話をしてくれる子供がいなくなったため、物乞いしながら路上生活を送る高齢者の姿が浮かび上がります。



社会保障制度の整備が成熟していない

急速な高齢化に対して、中国では社会保障制度の設備が追いついていないということです。


中国では、2013年に「高齢者の権益保障に関する法律」が可決されましたが、現状を改善するまでに至っていないのが現状のようです。


さらに介護保険制度も整備されていないため、すでに介護を必要としている高齢者も、一人暮らしで今後介護が必要になった時のことを考える高齢者にとっても不安要素になっています。



高齢化や老人失踪の問題は、これまで農村部の問題と言われてきましたが、老人人口が増えている都市部でも大きな問題になりつつあります。



中国も中国でいろいろと問題を抱えているんですね。


これからもっと老人人口が増え、高齢化が加速するといわれていますが、それは日本も同じ。


ただ、老後の社会保障制度が満足に動いていないというのは深刻です。


核家族が増え、昔のように親を養うという感覚が薄れてしまっている若者たちにも頼ることができず、やっぱり社会的な補償制度の設備が急がれますね。




参考サイト:
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/51859
http://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2017/02/china_04.html