泰明(たいめい)小学校のアルマーニ制服(厳密に言ったら標準服)騒動。


一つの学校の問題が、今では全国規模、ネット規模で話題になってますね。





一般の人から芸能人やコメンテーターなど、多くの人が和田校長が決めたアルマーニ制服導入についてコメントしています。


目立つ批判はやっぱり「高すぎる!」ですよね。


現在の標準服の4倍以上の値段ですから。

自分の子供が泰明小学校に通ってたら、間違いなく「ええ~っ、ちょっとやめてよ(怒)」となっていたと思います。


でも、それより気になったのが、和田校長が高級ブランドの標準服を導入しようと思った理由。

その理由が知りたくて、保護者に配布されたという和田校長の文書を全文読みました。


読んだ後、思ったのは「これじゃあみんな反発するよ!」ということでした。


理由があんまりにもひとりよがりで、行動が独断過ぎる。



和田校長の文書全文はこちらを参考にしました。

なぜアルマーニ監修の標準服に? 泰明小校長は、こう保護者に説明した(全文)なぜアルマーニ監修の標準服に? 泰明小校長は、こう保護者に説明した(全文)



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「泰明らしさ」が独りよがりすぎ!

和田校長は、現在の泰明小学校のあり方に疑問を持ち、これからの泰明小学校づくりを考えていたようです。

そのきっかけづくりにと考えたのがブランドデザインの標準服。

校長は、文書の中で「泰明らしさづくり」について強調しています。

・泰明小学校は特認校制度の対象校であり、もっと独自のカラーを出すべき
・今の泰明小学校は、自分が思い描く小学校とは違う
・「泰明」というスクールアイデンティティを定着させたい
・銀座の学校に通っているという「銀座らしさ」を出したい
・「泰明らしさ」はビジュアル・アイデンティティを取り入れることで加速する
・加速させるスイッチの一つに標準服

この「泰明らしさ」を出すためにブランドものの標準服がぴったり、ということなんですね、要は。

「泰明らしさのために」が、アルマーニ標準服導入の理由だったんですね。

で、今その標準服を巡って反発が起きているんですが、確かに値段の高さが一番の理由だと思う。

でも、一人で「泰明らしさ」を作り上げて、それに周囲を合わせようとしている独断的な態度も反発される原因ですよね。

「泰明らしさ」って和田校長の頭のなかにあるだけで、生徒や他の先生、保護者の考えは全く含まれていませんよね。

泰明らしさは押し付けられるわ、バカ高い標準服は(暗に)買わされるわ
これじゃあみんなが納得しないのも仕方ないです。


今回の騒動に対して、石田ひかりさんがもっともな指摘をしています。

わたしには『泰明らしさ』が何なのか興味もありませんが、これを押し付けられる子どもたちは、たまったものではないな、というのが感想です(引用



こんな風に感じてる保護者さんたちも多いのでは。

和田校長の言う「泰明らしさ」よりも、子どもたちが本来持っている「子供らしさ」のほうが大事なんじゃないかな、と個人的には思いますけどね。


にしてもなぜ事前に「泰明らしさ」について周囲と話し合わなかったんだろう。



3年前から話を進めていた

和田校長の文書から読み取れるのは、
銀座=ブランドショップが立ち並ぶ=街と一体化したい=ブランド制服(銀座にある学校らしさ)

なんだそりゃ?!

というツッコミも入れたくなったのですが、一番「えっ!?」と思ったのは、制服の話はアルマーニジャパンと3年前から進められていたという事実。


なぜ、そういうアイデアが誕生したときに真っ先に教育委員会や関係者、保護者たちに相談しなかったのか。


学校全体のことですから、コストのこともあるし、他の人の意見やアイデアを聞いて企画を練るのが普通だと思うのですが。


時間をかけて協議するのは服屋じゃなくて、まずは対象になる生徒と保護者じゃない?!


「ブランドの服なんて」と、企画をボツにされるのが嫌だったのでしょうか。


こうやって自分ひとりで進めていったところも批判される原因ですよね。

和田校長、どうしても作りたかっただけなんじゃない?
って言われるのも仕方ないかな。



和田校長のすることがすべて後出しジャンケン!

学校が初めて標準服の導入を説明したのが、2017年9月に行われた新入学予定者対象の説明会。

このときは具体的にいくらになるのか価格は提示されていませんでした。


その後2017年11月に保護者は和田校長の文書を受け取りますが、そこで初めて制服の価格が明らかになったのです。

2018年4月の新入生から導入するというのですから、保護者たちにとっては「え、なにそれ?!」といった感じですよね。


この間教育委員会やPTA関係者とも標準服変更のやり取りがあったということですが、殆どの人は、ほぼ決まってから知ったということです。


保護者から区長に苦情が入り、区長が指導に乗り出しますが、その時すでに遅し。


すでにアルマーニ標準服は生産に入り、旧標準服のラインはなくなっていて生産が間に合わない状態だったんです。


そして今に至るわけですが、決定してしまったものはひっくり返せない状態。

和田校長:「標準服導入に変更はありません。」

小池知事:「もう少し早めに(学校側と保護者の話し合いを)詰められた方がよかったのではないか」(引用

中央区教育委員会:「制服導入は残念、でも制服の是非について議論する立場にない」




今は「アルマーニ標準服買うの?買わないの?」という選択に迫られているわけなんですね。


もう後戻りできなくなる状態まで持っていこうとしていたのかな。

ここに和田校長のずるさを感じてしまうのは私だけでしょうか。



あまりにも独断すぎます。


自分でいいと思うことがあったら、なぜまず人に「どうだろう?」って聞くことができなかったのでしょうか。


自分の理想がみんなにとっていいことだと思ったら、なぜ根気強く話し合う場を持たなかったのでしょうか。


そういう地道な努力を避けて通ってしまったから、今回たくさんの批判が出てくるのも仕方ないです。



何その「任意」って?

和田校長は記者会見を開いて、今回のアルマーニ標準服導入の理由などについて説明しました。


出典


標準服なので、制服ほど拘束はないのかもしれませんが、「購入は保護者次第」って、どういうことなの?


児童一人一人が「泰明らしさ」を表現するのが新標準服導入の目的なのに、「買っても買わなくてもいい」というのなら、一人で突っ走って変えるほどのことなのかな?

本当に心の底から学校のブランド力を持ちたいと思ったら、標準服がそれを象徴するものだったとしたら「100%着用義務!」というのが普通だと思いますけど。


この校長センセイ、何したいのかさっぱりわからない。


単にブランドの標準服子どもたちに着せて自己満足を得たいだけなのでしょうか。


ビジュアル・アイデンティティ-?


ブランドの標準服着て「私は特別」って感じるのは子供よりも大人だと思う。



和田校長の言う「泰明らしさ」は誰得?



今回は、ということでした!





参考サイト:
https://abematimes.com/posts/3674377
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180209-00121433-nksports-soci
http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/07/principalletter_a_23355613/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E5%8C%BA%E7%AB%8B%E6%B3%B0%E6%98%8E%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180209-00050118-yom-soci
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180209-00121659-nksports-soci
http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/09/ishida-hikari_a_23357142/