「北朝鮮のスリーパーセルは日本に実在する」

三浦瑠麗さんがワイドナショーで発言したことで脚光を浴びることになった、スリーパーセルの存在。



三浦さんの発言後

「それはデマ!」と批判が相次いで炎上を起こし、逆に三浦さんの発言をサポートする声が湧き上がり
それから今は有力メディアや専門家も参戦して、論争にまで発展してますね!


それだけ
「北朝鮮のスリーパーセルは日本にいるのか」
という疑問を、多くの人が持っているってことですね~。


まあ、私もそのひとりだけど^^;


といっても素人の私が白黒つけれるほど単純な問題ではないですし、ここで「いる」「いない」を判断するつもりはありません。


でも、

スリーパーセルはいると思うし、今後は増えるかも

って思います。


「スリーパーセル」という言葉は新しいけど、その存在って昔から知られてたでしょ?



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北朝鮮の工作員はずっと昔から存在している

スリーパーセルって何なの?


三浦さんによると、スリーパーセルとは「一般市民を装って潜伏している工作員やテロリスト」のこと。


スリーパーセルとは
出典



三浦さんが危惧しているのは、日本と北朝鮮の間で戦争が起きたとき。

テロリストが、仮に金正恩さんが殺されても、スリーパー・セルと言われて、指導者が死んだと分かったら一切外部との連絡を絶って都市で動き始める。スリーパー・セルというのが活動すると言われている(引用



戦争で勝っても負けても日本は大変なことになる、ということですか…



スリーパーセルがこんなふうにテロリスト化するかどうかは置いといて、スリーパーセルが工作員のことであれば(厳密に言ったら日本に長期滞在するスパイ)、それは今更騒ぐことでないですよね。


だって、北朝鮮の工作員はずっと前から日本で活動していたのだから。


実際、北朝鮮の工作員が関係したとされる事件が過去に起きてますし。


日本人拉致事件

拉致被害者
出典


1970年代から80年代にかけて、日本人が相次いで不審な失踪をしました。

その裏には、諜報活動を活発化させていた北朝鮮の存在が。


北朝鮮は土台人(在日朝鮮人など、工作員を日本に潜伏させる手伝いをする人)を通して工作員(スパイ)を日本に送り込み、日本人を拉致しました。

土台人とは
出典



日本人拉致の目的は
・日本人になりすます
・日本で活動する工作員の教育係
・工作活動の利便性を高める

というふうに、日本を狙った諜報活動の成功にありました。


拉致実行は、北朝鮮側からラジオ放送や万景峰号などを通して工作員たちに伝えられたと言われています。


北朝鮮が日本人を拉致したということは、日本の警察に逮捕された北朝鮮工作員や土台人を通して知ることとなりました。

北朝鮮は長らく拉致の事実を認めていませんでしたが、2002年金正日総書記(当時)が拉致された日本人がいることを認めたことで新展開。

その後5人の拉致被害者が帰国を果たしました。



大韓航空機爆破事件

北朝鮮の工作員が直接破壊活動に関わった事件。

金正日の「ソウルオリンピックの韓国単独開催と参加申請妨害のため大韓航空機を爆破せよ」という指令を受けた
・金賢姫(キム・ヒョンヒ)(当時25歳)
・金勝一(キム・スンイル)(当時59歳)

の2人は

・蜂谷 真由美(はちや まゆみ)
・蜂谷 真一(はちや しんいち)

という日本人親子になりすまし、1987年11月29日、大韓航空858便を爆破させました。

大韓航空爆破事件
出典



この爆破事件で飛行機に乗っていた乗員乗客115名すべて死亡。


「蜂谷 真由美」のパスポートが偽装であったことが在バーレーン日本大使館によって判明、2人は直ちに身柄を拘束されます。


キム・スンイルはその場で服毒自殺、キム・ヒョンヒは一命をとりとめ、その後韓国警察に自白しました。


事件についてより詳しく知りたいならはこの動画で。





これらの事件を見ると、北朝鮮工作員の存在は明らかで、すでにテロリスト化していることがわかります。


まあ、三浦さんが言う「情報を遮断して…」というテロリスト化とはちょっと違いますけどね。


そして、工作員は現在でも日本にいて、母国からの指令を待っている。
一般人になりすまし、ごく普通の生活を営みながら…


こんなふうに予想しても全然違和感ないですよね。



竹内明さんは、実際にスリーパーセルと呼ばれている北朝鮮工作員と会い、話を聞いています。










多くの人が「スリーパーセル」をストーリー化させる

今回三浦さんの発言で、多くの人が注目することになった「スリーパーセル」の存在。

今に始まったことではない、と指摘する専門家もいれば、必要以上に心配することはない、と、楽観視している専門家もいます。


どっちなのか、そう簡単に決着つきそうにない問題ですが、「スリーパーセル」というひとつの表現が誕生したことで、それに当てはまろうとする人が増えるんじゃないかなと思うんです。


心理学者の榎本博明さんは自著「ほんとうの自分のつくり方」で、人は人生の意味を見つけたり、理由付けをするために「自己物語」を作るとおっしゃっています。


この「自己物語」というのは「○○らしさ」というふうに、自分自身を当てはめる枠組みですね。

自分が気に入った枠組みが決まると、その人はそれらしくふるまったり行動したりするというんです。


これがいい方向に向けばいいけど、たとえば自分を「ストーカー」という枠組みに当てはめると、ストーカーらしく行動をエスカレートさせてしまう。




スリーパーセルに共感して、自分をスリーパーセルという枠組みに当てはめて行動する人がたくさん出たらどうなるんだろう。


北朝鮮が、朝鮮人日本人関係なく協力してくれる人大歓迎、となったらどうなるんだろう。


沢山の人が想像する「スリーパーセル」が集まって、何か新しい脅威が生まれるかもしれない。


考えすぎかな、でもすべてのことはそもそも人の頭から誕生しているんだから、やっぱり


「油断禁物」

って、つい大文字にしてしまいますね。



元CIAのグレーン・カール氏がニューズウィークに寄稿したコラムで、

かつてイギリスの情報機関トップが、当時CIA諜報員だった私に、自分たちの最大の武器は「神話だ」と言って笑ったことがある。史上最強のスパイ、ジェームズ・ボンドの小説や映画のおかげで、イギリスの情報機関は実際よりもはるかに有能だと思われている。そのイメージが、彼らに大きなパワーを与えてくれているというのだ。(引用


とありました。


「ジェームス・ボンド」の部分を「スリーパーセル」に入れ替えたら…



もしかしたら一番の脅威は、実在するスリーパーセルではなくて、人間の想像力なのかもしれませんね。



妄想は妄想だけで済んでほしいです。



今回は、ということでした!




参考サイト:
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53123
https://www.newsweekjapan.jp/glenn/2018/02/post-4.php
https://www.j-cast.com/2018/02/13321150.html?p=all
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E5%B7%A5%E4%BD%9C%E5%93%A1
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E6%8B%89%E8%87%B4%E5%95%8F%E9%A1%8C
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E5%8F%B0%E4%BA%BA
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%9F%93%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E7%88%86%E7%A0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6